婚活を始めると、自分の年収がどの程度なのか気になる男性は少なくありません。
40代になると、年収500万円や600万円といった数字だけでなく、住宅ローンがある、貯蓄はあるが毎月の支出も多い、転職や独立で収入が変動しているなど、状況は人によってかなり違います。
婚活では年収がプロフィールの条件として見られる場面があります。そのため、年収は気にしなくてよいと考えるのも現実的ではありません。
一方で、平均年収より上なら問題がない、600万円を超えれば結婚しやすい、と単純に判断できるものでもありません。
この記事では、40代男性の平均年収や婚活データを確認したうえで、今の収入を結婚後の暮らしにどう置き換えて考えるかを整理します。
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40代男性の婚活では年収も見られる。ただし年収だけでは決まらない
婚活では、年収が確認される場面があります。
結婚相談所ではプロフィールに年収が掲載されることがあり、収入を確認するための書類提出を求めるサービスもあります。マッチングアプリにも年収欄を設けているサービスがあります。
そのため、自分の年収が婚活にまったく関係しないとは考えない方がよいでしょう。
ただし、
年収が見られること
と、
一定以上の年収がなければ結婚できないこと
は別です。
同じ年収でも、住宅費や固定費、貯蓄、借入によって家計の余力は変わります。
婚活で年収を見るときは、まず自分の数字がどのあたりにあるのかを確認し、そのあとに実際の生活へ置き換える。この順番で考えると、平均額だけに振り回されにくくなります。
40代男性の平均年収はいくら?数字の位置を確認する
自分の年収が気になるとき、最初の参考になるのが公的統計です。
国税庁の令和7年分 民間給与実態統計調査によると、1年を通じて勤務した給与所得者の平均給与は487万円、男性全体では597万円でした。
男性の給与階級では、400万円超500万円以下が16.6%と最も大きな割合になっています。
年齢別に見ると、男性の平均給与は次のとおりです。
| 年齢 | 男性の平均給与 |
|---|---|
| 40〜44歳 | 648万円 |
| 45〜49歳 | 683万円 |
出典:国税庁 令和7年分 民間給与実態統計調査
この数字は、民間事業所で1年を通じて勤務した給与所得者の平均です。
自営業者などを含めた40代男性全体の平均所得を示す数字ではありません。
また、平均値は一部の高い給与によって押し上げられることがあります。
そのため、
40〜44歳なら648万円必要
45〜49歳なら683万円を下回ると婚活で不利
という意味ではありません。
平均給与は、自分の給与水準を知る参考として使います。
平均年収と比べて、自分の現在地を知ることには意味があります。ただし、平均を超えることを婚活の目標にする必要はありません。次に確認したいのは、その収入で自分がどんな結婚生活を考えられるかです。
婚活では年収だけでなく、年齢や子ども希望、住まい、働き方など複数の条件が関係します。相手に求める条件も含めて一度整理したい場合は、40代男性の婚活条件の決め方も参考にしてください。
年収500万円・600万円・700万円は婚活でどう見ればよい?
40代男性の婚活では、500万円、600万円、700万円といった数字が気になることがあります。
先ほどの国税庁データと比べれば、自分が40代男性の平均給与より上なのか下なのかは確認できます。
しかし、
500万円なら厳しい
600万円なら安心
700万円なら有利
と婚活の結果まで判定することはできません。
理由の一つは、比較しているデータの対象が違うからです。
国税庁の平均給与は民間事業所で働く給与所得者の統計です。
一方、結婚相談所が公表する年収データは、その相談所やネットワークで実際に活動した会員が対象です。
異なる集団の数字をそのまま比べても、婚活で自分がどの位置にいるのかを正確に判断することはできません。
500万円、600万円、700万円という数字は、自分の給与水準を確認する参考にはなります。
その数字を確認したら、次は実際の家計へ進みます。
IBJの婚活データからも年収だけでは決まらないことが分かる
一般の給与統計だけでなく、実際に結婚相談所で活動した人のデータも見てみましょう。
IBJが2026年4月に公開した2025年の活動データでは、男性の年収と成婚率には一定の関連が見られます。
男性の年収帯別成婚率は全体平均34.6%で、400万円台から500万円台へ移るところで平均を上回り、700万円台以降は伸びが緩やかになります。
800万円を超えても、成婚率は43〜46%程度で推移しています。
また、成婚した男性の年収分布では、500万円台が20.4%、600万円台が18.2%とされています。
出典:IBJ結婚みらい研究所 2025年 IBJ成婚白書関連分析
ここから、
年収は婚活と無関係
とは言えません。
一方で、
年収が高くなればなるほど成婚率も同じように上がり続ける
という結果でもありません。
このデータを使う際には、対象にも注意が必要です。
IBJのデータは、IBJ結婚相談所ネットワークにおける実際の活動データを基にした分析です。
日本の40代男性全体を対象にした統計ではありません。
さらに、年収と成婚率に関連が見られても、
年収が高かったから成婚した
という因果関係を示すものではありません。
年齢、希望条件、地域、活動内容など、婚活の結果には複数の要素が関係します。
IBJのデータは、年収も確認される条件の一つではあるものの、年収だけで婚活結果を判断できないことを見る材料として使うのが適切です。
結婚相談所とマッチングアプリでは年収の扱いが違う
年収がプロフィールに表示されていても、その確認方法はサービスによって異なります。
結婚相談所では、入会時に収入を確認する書類を求められる場合があります。
源泉徴収票、所得証明書、確定申告に関する書類などが使われることがありますが、必要書類や提出条件は相談所ごとに異なります。
そのため、
結婚相談所なら必ず同じ書類を提出する
とは考えず、利用する相談所の公式案内を確認します。
マッチングアプリについても、すべてが単純な自己申告とは限りません。
たとえばタップルには、マイナンバーカードとマイナポータルを利用した年収証明機能があります。
確認が完了すると、プロフィールに年収証明済みの状態が表示されます。
証明には、マイナポータルから取得した原則として前年度の所得金額が利用されます。
なお、タップル公式では、最新の前年分情報が反映されるのは次年度7月頃と案内しており、利用時期によって参照される年度が異なる場合があります。
年収欄を見るときは、数字だけでなく、どのような確認方法が用意されているサービスなのかも見ておくとよいでしょう。
結婚相談所では、年収証明だけでなく、本人確認や独身確認、活動中のサポートなども相談所によって異なります。
確認制度やサポートを含めて結婚相談所を検討したい場合は、40代男性の結婚相談所の選び方で、自分に必要な条件から候補を絞れます。
同じ年収でも結婚後に使えるお金は同じではない
ここからは、他人の年収との比較ではなく、自分の家計を見ます。
順番は、
年収
↓
手取り
↓
固定費
↓
貯蓄・借入
です。
額面年収と手取りは分けて考える
プロフィールなどに記載する年収と、実際に生活へ使える金額は同じではありません。
給与からは税金や社会保険料などが差し引かれます。
賞与の割合が大きい場合や、転職・独立などで収入が変動する場合もあります。
そのため、年収だけを見るのではなく、直近の給与明細や口座を確認し、
毎月いくら受け取り、
生活費を払ったあとにいくら残るのか
を把握しておきます。
税金や社会保険を細かく計算する必要はありません。
婚活で必要なのは、手取り額の正確なシミュレーションより、自分の家計を自分で説明できる状態にすることです。
住宅費などの固定費を書き出す
次に、毎月必ず出ていく金額を確認します。
たとえば、
・家賃
・住宅ローン
・車
・保険
・通信費
・養育費
・その他の借入返済
などです。
支出があること自体を良い・悪いで評価する必要はありません。
まず、住宅費やローン返済など、毎月先に出ていく金額を書き出します。
年収600万円でも固定費が大きければ、毎月残る金額は小さくなる場合があります。
反対に、年収だけを見ても、どの程度の生活余力があるのかは分かりません。
貯蓄と借入も合わせて見る
現在の年収だけでなく、貯蓄や借入も今後の生活に関係します。
まとまった支出が必要になったときに使える預貯金があるのか、今後も返済が続く借入があるのか。
この2つを年収や毎月の収支と並べて見ます。
貯蓄が多ければ年収を気にしなくてよいという意味ではありません。
借入があるから婚活に向いていないという意味でもありません。
目的は、自分が現在どのような家計で生活しているのかを把握することです。

子ども・住まい・共働きによって必要な家計は変わる
現在の家計を確認したら、結婚後にどのような生活を希望しているのかを重ねます。
必要な収入は、結婚後の暮らし方によって変わるからです。
子どもを希望する場合
子どもを希望する場合は、現在の生活費だけでなく、将来の住居、教育費、育児期間中の働き方も関係します。
必要な金額を一律に決めることはできません。
住む地域、住宅、子どもの人数、進学先などで支出が変わるためです。
ここでは、
子どもを望んでいるか
だけで終わらせず、
その場合にどのような住まいや働き方を考えているか
まで整理します。
子どもを望む場合は、経済面だけでなく、相手の希望や年齢条件、いつ話すかも分けて考える必要があります。
子ども希望そのものを婚活条件として整理したい場合は、こちらの記事も参考にしてみてください。
持ち家や住宅ローンがある場合
すでに持ち家があるなら、
・住宅ローンの残高
・毎月の返済額
・完済予定
・結婚後にその家へ住む予定か
を確認しておきます。
持ち家があること自体を婚活上の有利・不利で判断する必要はありません。
確認したいのは、今の住居費が家計にどの程度影響しているかと、結婚後の住まいを相手と相談できる状態になっているかです。
持ち家や住宅ローンがある場合は、毎月の返済額だけでなく、結婚後にその家へ住むのか、相手にも住まいの選択肢があるのかまで考えておきたいところです。持ち家や住宅ローンを婚活でどう整理するかは、40代男性の婚活で持ち家・住宅ローンがある場合の考え方で詳しく解説しています。
共働きを希望する場合
共働きを考えている男性もいるでしょう。
ただし、
二人で働けば世帯収入が増えるから問題ない
と最初から計算するのは避けたいところです。
相手が仕事を続けたいのか、出産や育児によって働き方が変わる可能性があるのか、転勤があるのか。
二人の働き方によって家計も変わります。
共働きは、相手の収入を家計に組み込む前提条件ではなく、
二人がどのように働き、暮らしたいのか
という生活像として考えます。
自分の年収が気になる40代男性は5つだけ確認する
ここまでの内容を、自分の場合に置き換えてみます。
確認するのは次の5つです。
| 確認項目 | 見る内容 |
|---|---|
| 1.収入 | 年収、毎月の手取り、収入の変動 |
| 2.固定費 | 住宅費、車、保険、継続的な支出 |
| 3.資産と負債 | 貯蓄、住宅ローン、その他の借入 |
| 4.将来希望 | 住まい、子ども、双方の働き方 |
| 5.説明できるか | 二人でどんな生活を考えているか |
1.年収と毎月の手取り
源泉徴収票などで年収を確認し、毎月実際に受け取っている金額も見ます。
収入が変動する場合は、直近1年だけでなく最近の推移も確認しておきます。
2.固定費
住宅費やローンなど、毎月継続して出ていく支出を並べます。
細かな支出を1円単位まで計算する必要はありません。
家計への影響が大きいものから見れば十分です。
3.貯蓄と借入
現在の預貯金と、今後返済が続くローンなどを整理します。
金額を評価するためではなく、今後の暮らしを考える材料にします。
4.住まい・子ども・働き方
結婚後にどこへ住みたいか、子どもを望むか、自分はどのように働きたいかを整理します。
相手にも希望があることを前提に、自分の考えを言葉にできるところまでで構いません。
5.その生活を相手に説明できるか
最後に、
自分の年収はいくらです
だけではなく、
現在はこのような家計で、結婚後はこんな暮らしを考えています
と説明できるかを考えます。
すべてを婚活開始直後から話す必要はありません。
ただ、自分自身が整理できていれば、交際が進んで生活の話になったときにも話しやすくなります。
婚活で自分の経済状況をどう伝えるか
婚活では、年収を必要以上によく見せる必要はありません。
収入証明があるサービスはもちろん、自己申告のサービスでも、実際の収入とかけ離れた数字を設定すると、交際が進んだあとに説明が難しくなります。
一方、平均年収と比べて低いと感じても、
自分は年収が低いので
と必要以上に卑下する必要もありません。
交際が進めば、年収だけでなく、住まいや働き方、子どもを望むかなど、結婚後の暮らしについて話す場面が出てきます。
たとえば共働きを希望する場合も、
共働きでないと生活できないから
と条件だけを伝えるより、
お互いの仕事を続けながら、二人で生活を作っていきたい
と考えている方が、希望する暮らしは伝わりやすくなります。
住宅ローンやその他の借入など、結婚後の生活へ影響する情報についても、相手が判断できる段階で共有する必要があります。
反対に年収が高い場合も、
収入が高いから生活には問題がない
とは限りません。
仕事が忙しい、転勤が多い、住宅費が大きいなど、結婚後の暮らしに関係する条件は残ります。
年収は自分を評価する点数ではありません。
二人の暮らしを考えるために確認する情報の一つとして扱う方が、現実的な話につなげやすくなります。
まとめ|平均年収ではなく、自分の結婚後の生活から判断する
40代男性の婚活では、年収が確認される場面があります。
ただし、平均年収や500万円・600万円といった数字だけで、婚活の結果や結婚後の安定を判断することはできません。
自分の年収が気になったら、手取り、固定費、貯蓄や借入を確認し、そこへ住まい、子ども、双方の働き方を重ねて考えます。
平均より上か下かで終わらず、自分がどのような結婚生活を考えているのかを説明できる状態にする。
40代男性が婚活で年収を整理するときは、そこまで考えられているかを一つの目安にすると判断しやすくなります。

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